どうしようもない蛆虫です。

元ニート現フリーターのワキガ女がお送りします

私がニート時代に身につけた3つの良い習慣

継続は力なり。力こそパワーなり。こんにちは、蛆ワキ子です。

 

習慣について興味が湧いたので、図書館で本を何冊か借りてきました。そのうちの1冊を昨日読み終えたので、軽いレビューもどきでもしてみます。

 

読んだのはジェレミー・ディーン氏の「良い習慣 悪い習慣 世界No.1の心理学ブロガーが明かすあなたの行動を変えるための方法」という本です。

自己啓発っぽいタイトルですが、内容は一般人にも理解しやすい科学的なものになっています。数々の実験データや論文を参考に、習慣に関する興味深い(そして驚くべき)事実を教えてくれます。ただし、客観的に淡々と語られるので、この辺は好き嫌いが分かれそうですね。

「これをすればあなたの習慣は変わる!」みたいなインパクトがあって簡単な方法は出てきません。本書で紹介されているのはあくまでも実験や研究によって導き出された最もベストだと思われる方法です。著者も本書でおっしゃっていますが、あなたの性格や環境に合わなければ意味がないのです。

というわけで、自分で考えて実行して、失敗しても修正したり別の方法を探したりできる方にはとても参考になると思います。

 

以下本書で語られていることを箇条書きで紹介。

  • 習慣は無感情のうちに行われる。快楽だろうと苦痛だろうと、慣れると感情反応が失われる。習慣を実行している時の方が感情のコントロールが効き、ストレスも少ない。
  • 人は同じ状況に置かれると同じ行動を取りやすい。コンテクスト(習慣を引き起こす環境)を変えると、古い習慣の手掛かりやきっかけが見当たらないので、その習慣を変えやすくなる。環境は重要。
  • 古い習慣をなくすには、並行して新しい習慣をつくる必要がある。ただし新しい習慣ができても、古い習慣は基本的には消え失せない。
  • 「お腹が空いても、チョコレートを食べてはならない」というネガティブな実行意図(具体性の高い計画の作成)を用いるとリバウンド効果が得られる。「お腹がすいたら、リンゴを食べる」とポジティブに考えた方が効果的。シロクマのことを考えてはならない、と考えると余計にシロクマについて考えてしまう。
  • 習慣をなくすにはいつ、どこで、どのようにそれを行っているかを把握すること。マインドフルネスはオススメ。

 

この他にも参考になることがたくさん書かれています。

興味があればぜひ読んでみてください。

 

 

それにしても習慣って不思議よね。身につけるまでは大変なのに、一旦ものにすると自動的かつ無意識のうちに実行されるんだから。

私は約5年間マジニート生活を送ってきましたが、ニート時代後半はさすがにこのままではヤバいと感じ、毎日の生活を見直すことにしました。悪い習慣を変えようと思ったわけですね。

せっかくですので(?)、ニート時代に身につけた良い習慣を3つ、皆さんにご紹介したいと思います。

 

 

1.掃除をするようになった

以前の私は掃除ができない女でした。二週間に一度くらいしか掃除はしなかったんじゃないかな。下手するとそれすらしていなかったかもしれません。

そんなわけだから当然部屋は汚い。埃だらけだし、物は溢れかえっています。

ニート時代に断捨離やミニマリスト、極限まで物を持たない思想に傾倒し感銘を受けて、部屋の中にあった物をたくさん処分しました。部屋がすっきりするとどうなるかというと、

物が減る→掃除がしやすい→掃除を毎日するようになる

こういう良い循環ができあがるわけですね。まずは部屋を変えましょう。掃除がしやすい状態になれば、掃除を億劫だとは思わなくなりますよ。

今はもう自然と掃除をするようになりました。朝起きたらベッドメイキングをして、床を掃いて、トイレ掃除をする。この一連の流れはバイトを始めた今も続けています。

私の場合は起床後ってタイミングが良かったんだと思います。上で紹介した本にも書いてあったんですが、同じ環境で同じことを繰り返せば習慣化しやすいそうなんですね。

寝たら必ず目覚めますからね。永眠しない限り、この環境はまず変わることがありません。毎朝(昼夜逆転した場合は夜)起床したら掃除をする。これをずっと繰り返していくと、寝て起きる=掃除って脳が覚えちゃうんでしょうねぇ。

あと掃除はルーティン化すると楽ですよ。私は曜日によって掃除をする場所を決めています。

 

2.運動をするようになった

ニートをやっていると体がどんどん衰えていくのを実感しましたね。アクティブニートはそんなことないのかもしれませんが、私はインドア派のニートだったので体力は落ちるわ、体がたるんでくるわ、メンタルが悪化するわで散々でした。ニート時代は時間がたくさんあったので、それらを改善して健康になるべく運動を身につけようと思ったわけです。まあ暇で他にすることもなかったしねぇ。

初めのうちは嫌になってすぐに辞めてしまいました。全然続かない。半年ほど全く運動しなかった時もあります。ただ、中断してもまた再開して繰り返し続けていると、いつの間にか運動の習慣が身についていました。挫折してもまた始めればいいのよ。人生は長いんだから、気長に行こう。

運動を続けるコツは、運動を楽しいと思うことですね。とはいえ普通に考えて運動って辛いし全然楽しくない。そんなわけで、私は運動中に好きな音楽を聴いていました。ポイントは運動をする時以外は音楽を聴かないってことです。音楽鑑賞は運動中にのみする、というルールを自分の中で作ったんですね。

そうすると音楽を聴きたいがために運動をするようになります。運動する=音楽を聴く=ノリノリの音楽で気分がいい=運動って楽しい!と脳を勘違いさせればこちらのもの。音楽という報酬がなくても、運動自体を楽しめるようになります。あとは習慣化するために、同じ日(曜日)に同じ内容を繰り返せばいいですね。

ニート時代は朝の11時頃に軽い筋トレと有酸素運動踏み台昇降)をしていたのですが、バイトを始めたので帰宅後に時間を変更しました。筋トレは週に3回ほど。踏み台昇降は土日のどちらか(あるいは両方)にしています。ストレッチは毎日起床後(掃除の後)と就寝前にしています。

まあ生きることにうんざりした時は何もやらないこともあるけどね。でもいいじゃない、人間だもの。そういう日もあるさ。

 

3.食事の記録をつける・食生活に気をつけるようになった

食事日記(兼愚痴日記)自体は短大時代にもやっていたのですが、習慣化されたのはここ最近のことだと思います。

始めた理由はダイエットをするためです。いわゆるレコーディングダイエットですね。あと食べ物と正しい関係を築くためでもあります。

学生時代からやばい食事をしていたんですが、ニートになるとそれが悪化してしまいました。暇でつい食べてしまうんですね。食べるって行為はほんとに気を紛らわせてくれるんですよ。脳内物質的な意味でも、気分的な意味でも。近場のスーパーに菓子パンやお菓子を買いに行ってそれを一気に全部食べたり、夜中にクッキーやケーキ作って食べたり、何か食べるものがないか冷蔵庫や棚を漁ったり…。やばい。もうとにかくやばい。説明できないんだけどやばいの。ニートってだけでやばいのにもっとやばいのね。

で、もうやばいってことで自分の食生活を客観視するために記録をつけて、健康的な食事をしようと決意したのです……が、これがまあ続かない。掃除より運動より、この食に関することが一番難しかった…。記録は何度も中断したし、何週間もジャンクフードのドカ食いが続いたこともあったしで、ほんとに大変でした。

最近ようやく続けられるように、習慣化されたのかなぁと思う次第です。ただそれでも気を抜くとすぐに道を踏み外しそうになるんですけどね(私の過去の記事を見れば分かると思いますが…)。

強い習慣は変えにくいし、古い習慣は消えることはない。ただ姿を隠しただけで、機会があればすぐに私の目の前に現れる。ただの食事でこれなんですから、お酒やたばこ、麻薬を辞め続けるというのはとてつもなく困難な道になるんでしょうねぇ…。まじやばい…。

良い習慣を身につけたければやり続けるしかない。何年もかかるかもしれないけど、それが答えなんだと思います。

 

 

以上が3つの良い習慣でした。

この習慣は変えたくないので、これからも意識して続けていきます。1年、5年、10年経てば、きっと今よりも強い習慣として定着していると信じて。

 

 

 

 

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