「ちゃんとした趣味」じゃないと趣味警察に捕まっちゃうの?
趣味は人生のスパイス。なくても生きてはいけるけど、あれば毎日がちょっぴり楽しくなるんだね。こんにちは、蛆ワキ子です。
趣味について
私には趣味がないという記事を以前書きましたが、あれから趣味についていろいろと、漠然と、悶々と考えています。
趣味とはなにか。趣味の定義とは。好きなことと趣味に違いはあるのか。趣味との距離感・接し方とは。エトセトラエトセトラ…。
万人が納得できるような趣味の定義についてははっきりとした答えは出ていません。でも私にとっての趣味については、少し分かったような気がしたので今日はその考えを簡単にまとめてみようと思います。
本当に無趣味なのか?
私思ったのですが、本当に無趣味の人間なんて殆どいないと思うんですよ。本当の本当に好きなことがないって人間なんて、総人口の1%もいないんじゃないかと。
ネットで「無趣味」とか「趣味がない」とか検索すると、多くのページがヒットします。それだけ世の中の人は自分は無趣味でつまらない人間だと思っているのでしょうね。けどさ、みんな何かしら好きなことはあると思うんですよ。ネサフが好きとか食事が好きとか昼寝が好きとかアニメ見るのが好きとかうんこするのが好きとかさ。
程度が低くても、頻度が低くても、低俗でもいいから、「あーこれいいわーこれ好きだわ―」って素直に思えること。自分は無趣味だと思っている人も、きっと1つは見つかるはず。
多分ペッパー君的なロボットだって、好きなことは何か聞いたらなんか適当に答えてくれると思うよ。難しく考えずに「あたしこれ嫌いじゃないかもぉー?」みたいなノリで、好きなこと(嫌いじゃないこと)を探してみれば、意外とたくさん見つかるかもぉー?
私もさ、趣味について考えたりコメントもらったりして気付いたんだよ。「あ、そういや私これ好きなんだった」って。私には好きなことが何もないって思っていたんですが、よくよく考えると好きなことあったんですよ。ビックリですね!
趣味のハードル
私もそうなのですが、無趣味の人というのは案外自分は無趣味だと思い込んでいるだけなのかもしれません。そう思い込むのは、そもそも趣味のハードルが高すぎるからなんですよねぇ。
その道を突き詰めた職人みたいな人、膨大な知識とグッズを備えたヤバいオタクみたいな人しか趣味と名乗ってはいけない。
尋常ならざる凄まじい熱量がないと趣味とは言えない。
キチ○イレベルまでいかないとダメ。
え?ただ好きなだけ?
じゃあそれ趣味じゃないでしょw好きなだけだよww絶対趣味じゃないwwwwwwww
……みたいなこと考えてませんか?
ちょっとこれハードル高すぎじゃない?????
趣味ってそんなに崇高なものなの???????何なの???????
そもそもなんで趣味にハードルなんて設けるの?????陸上選手なの??????
なぜ「ただ好き」ではいけないのか?
パチンコが趣味でもいいじゃん。ネット掲示板を荒らすのが趣味でもいいじゃん。空を眺めるのが趣味でもいいじゃん。飼い犬のくっさい肉球のにほひを嗅ぐのが趣味でもいいじゃん。大した知識がなくても趣味だと思っていいじゃん。趣味っぽくない趣味でもいいじゃん。
その道 のプロを目指してるわけじゃないんでしょ?なら別にいいじゃん。いっそ趣味を探すことが趣味でもいいじゃん?なんか哲学的じゃん?いいじゃん?
100%精通していないと趣味とは認めない警察に逮捕されるわけじゃないじゃん?ここ日本じゃん?一応民主主義国家じゃん?自由じゃん?じゃあ別にいいじゃん?
私は○○が好きです。
だからこれは趣味だと思います。
以上。
これでいいじゃないですか。
いいんですよ。こんなもんでいいんです、趣味なんて。それ以上でもそれ以下でもない。
趣味=好きなこととシンプルに考えればいいんです。趣味について難しく考えれば考えるほど“無趣味”になっていきますよ。
その界隈で一番にならなくたって別にいいんです。上には上がいるんですからね。あなたの知らないことを山ほど知っている人達、あなたが持っていない物を大量に持っている人達が世界レベルで腐るほどいる。
そんな人達と趣味で競うの?なんで?趣味の世界で世界チャンピオンになるのが趣味なら止めませんが…でもそうじゃないなら、趣味で優劣をつけるのはアホくさいですよね。
趣味と好きなことは違う、趣味はただ好きなだけではいけないという合理的かつ論理的な理由があるのなら、是非教えてください(笑)
他人様の価値観で生きなくていい
私は自分が好きならもうそれが趣味でいいわーって結論に達したわけですが、「こんな低レベルのくせに趣味とかww」だとか「それは趣味とは認めない」だとか「お前はこのジャンルの恥さらし」だとか思う方も中にはいらっしゃることでしょう。
でもね、だから何なの?って話ですよ。
ああ、あなたは趣味についてそう思うのね。
それで話は終わり。終わりったら終わり。
結局のところ、趣味についての考え方は人それぞれなのだと思います。私のように趣味=ただ好きなことという気楽な考え方もあれば、趣味とは人生の全てを犠牲にしても惜しくないものというストイックな考えの方もいるでしょう。
人によって好きの度合いは違うから、趣味の定義もバラバラなんですよね。10レベル中10に到達したらようやく好きだと感じるか(10レベルまで行かないと趣味とは言えない派)、3レベルでも好きだと感じるか(3レベルでも十分趣味と言える派)、人によって全然違う。好きの基準は各人の中に既にできてしまっているので、外からとやかく言われてもなかなか変えづらい。
ですので私のこの考えを受け入れられなくても、それは当たり前なんですよね。受け入れる必要なんて全くないので、「お前がそう思うんならそうry」ってスルーしてくださいね。
ただその時を楽しむ
趣味に見返りは求めない方がいいと思います。救いとか生きがいとか活力とか、そういったものは気付いたら後からついてくるわけで、それを目的にするとしんどくなっちゃう。
しなければならない状態になると、もう楽しくなくなっちゃいますからねぇ。楽しくもないしやりたくもないけどやっているのは、それはもう苦行か仕事ですよね。(仕事や苦行が趣味なら別に問題はない。本人にとっては内心楽しいのだから)
趣味ってのはただ楽しむだけでいいんですよ。
他人にわざわざ趣味を宣言する必要もないし、ましてや知識をひけらかしたり自慢したりすることでもない。
自分が楽しいことを、ただ楽しむ。それだけ。
そう考えると、趣味なんて簡単だと思いませんか?
私の“趣味”
私の趣味は好きなアニメを見ることと、たまーに映画を見ることと、読書ですかねぇ。ああ、あとはこのブログかな。
興味のあることやものしか基本見ないので、映画も本もかなりジャンルは限られています。古典や名作も興味を持てなかったら見ません。ぶっちゃけ読まず(見ず)嫌いですねぇ…。
御覧のように、ここまで偉そうに語っておきながら“大した趣味”は持ち合わせておりません。でも趣味なんて大したものじゃないと思うんで、こんなテキトーな感じでいいんスよ。何事もテキトーが一番よ。
最近は好きなアニメ(たまに映画)の登場キャラクターの台詞を書き出すっていう遊びを再開しました。
↑現在進行中のアニメのやつ。シンプルにただ書き綴るだけ。
こんな感じで映像を見ながら(聞きながら)、パソコンでメモ帳に台詞を書いていきます。
数年前に趣味関連の色々なデータを削除してしまって、その時にキャラクターの語録集も一緒に消してしまったんですが(これだけは捨ててちょっと後悔してる)、最近またこうやってやり始めたんですよ。
それがもうねぇ、やっぱり楽しくてねぇ。めんどくさい作業ではあるんですが、楽しい。意味なんてなんにもないんだけど、楽しい。メモ帳にカタカタ文章打ち込んでいる時も、後から読み返している時も、楽しい。喋り方に特徴のあるキャラや、お気に入りのキャラの台詞をやっている時は特に楽しいねぇ。ずーっとニタニタ笑ってるからねぇ。やっぱ楽しいんだろうねぇ。
過去に削除した分の語録もまた全部作り直したいし、新しいアニメも始まるしで、全ての語録集が完成するにはまだまだ月日がかかりそうです…。でも楽しいことが長く続くと思えば、それはそれで全然ありなんですけどね。
結論
趣味は自由なんだから、好きなようにやったらよろし。
誰かの許可なんてもらう必要もない。
自由に楽しもう。
そんな感じで。趣味についての持論はおしまい。
あ、あと最後にこれだけは言わせて。
趣味に生産性?
実用性?
クソ喰らえや!!!!!!!!
↓ランキングは別に趣味じゃないです