『20代で隠居』とかいう理想のライフスタイル
一刻も早く隠居したい…。こんにちは、蛆ワキ子です。
大原扁理氏の『20代で隠居 週休5日の快適生活』という本を読みました。
読み終わってまず思ったのは…
「やべぇ、これ私の理想だわ」
でした。
著者の簡単なプロフィール
著者の大原扁理氏はこんな人です。
- 20代男性(ちなみに同性愛者らしい)、東京郊外在住
- 3年間の引きこもり経験あり
- 介護の仕事を週に2回、もちろん非正規
- 月収は10万以下、1か月の生活費は7万円ほど
- 不労所得はなし、株やFXなどもしていない
このプロフィールを見てビビッ!と来た方、是非この本を読んでください。
逆に嫌悪感を抱いた方、どうぞこの本のことは忘れてください。
ちなみに私はビビッ!と来ましたよ。そりゃもちろんですとも。
そもそも隠居とは?
著者の隠居についての考え方を以下引用。
都会のいろんな誘惑が、隠居以外の全部が、手に届く場所にありながら、それらと意識的に距離を置いて生活している。また、そういう生活をするために少しだけ働くのは厭わない。完全に捨てるのではなく、必要最低限に社会と関わっている、ここが隠居のポイントです。
思うに隠居者というのは、意識的に社会との懸け橋を最低限に抑えて生きていくことを心がけている人のこと、ではないでしょうか。
著者いわく、隠居とフリーターは似て非なるものらしいです。
隠居とは…
- 隠居は生き方。一時的になる・ならないというものではない。
- 隠居には夢も目標もない。強いて言うなら現状維持。
- 隠居は人生に過度な期待をかけず、淡々と身の丈に合った幸せに満足している。
私は今のところ一応フリーターということになっていますが、2と3は結構当てはまっていますねぇ。夢も希望もない、イエス。人生に期待はしていない、イエス。あとは生き方を隠居モードに切り替えれば、立派な隠居者になれるんじゃないかという気がします。
フリーターから隠居者にランクアップ(ランクダウン?)したいですな…まじで。
無理がなく楽しそうなライフスタイル
著者の語り口が好きです。
全体的にゆるーい感じで、押しつけがましさが全くないんですよね。
ともするとこういうライフスタイルの本は、今の自分を肯定するために一般的な価値観の人達を攻撃・批判したりしがちなのですが、この本にはそういう所はありません。
著者は今の暮らしに本当に満足しているのだなぁ、ということが読んでいて伝わってきます。少なくとも私は、彼が無理をしたりやせ我慢をしている風には感じられませんでしたね。
著者は野草を採取して食べているのですが、それすらも楽しそうなんだもの。本を読みながら「私も野草の知識を身につけようかな~」なんて思いました。
私みたいな人…?
この本についてMomに話したら何やら興味を持ったようなので、しばらく貸してあげたんですよ。
そしたらつい先日、こんなことを言われました。
J( 'ー`)し<あの本読んでるんだけどさ、男版のあんたみたいだね
ええ…?
どうやら私は既に隠居に片足を突っ込んでいたのかもしれません…。
↓ランキングはまだまだ現役です